日本神話(古事記)

[35]13代 成務(せいむ)天皇

13代成務せいむ天皇(若帯日子ワカタラシヒコ)は近江の志賀の高穴穂宮(タカアナホノミヤ)で天下を治めたよ。

弟財郎女オトタカラノイラツメを妻として生んだ子が和訶奴気王ワカヌケだよ。

成務天皇は建内宿禰タケウチノスクネを大臣として、大国小国の国造(クニノミヤツコ)を定め、また国境を定め、また大小の県を定め、県主(アガタヌシ)を定めたんだ。

成務天皇は95歳で亡くなったよ。
お墓は沙紀(サキ)の多他那美(タタナミ)にあるんだ。
奈良県奈良市山陵町の古墳とされてるよ。

ちなみに、建内宿禰タケウチノスクネは孝元天皇の子孫で、成務天皇・仲哀天皇(と神功皇后)・応神天皇・仁徳天皇の4代天皇に仕えている、一体何歳なの!?

成務天皇は様々な業績を残したんだけど、和訶奴気王ワカヌケは幼くして亡くなったのか皇太子とはせず、ヤマトタケルの息子仲哀チュウアイを皇太子に立てたよ。