日本神話(古事記)

[48]18代 反正(はんぜい)天皇

履中天皇の弟の水歯別命ミズハワケノミコトこと反正天皇は多治比の柴垣宮(タジヒのシバガキノミヤ:大阪府松原市の柴籬神社に宮跡がある)にて、天下を治めたよ。

反正天皇は身長が9尺2寸半(約3mの巨人!)で、歯の長さは一寸(約3cm)、広さは2分(約6mm)で上下の歯は等しく整って珠を繋いでいるように綺麗だったんだ。

反正天皇は和邇許碁登臣ワニノコゴトノオミトの娘の都怒郎女ツノノイラツメを妻にして甲斐郎女カイノイラツメ都夫良郎女ツブラノイラツメを授かったよ。

また、弟比売オトヒメを妻として産んだ子は財王タカラノオミ多訶辨郎女タカベノイラツメで、合わせて4人の子供を授かったんだ。

反正天皇は60歳で崩御し、お墓は大阪府堺市堺区「田出井山古墳」でこれと仁徳天皇陵(大仙古墳)と履中天皇綾(上石津ミサンザイ古墳)の三つを合わせて「百舌鳥耳原三陵(もずのみみはらさんりょう)」というよ。