日本神話(古事記)

[18]猿女(サルメ)と猿田彦(サルタビコ)

 

猿女サルメ猿田彦サルタビコ

ニニギは天宇受売命アメノウズメに、
「ここまで案内してくれた猿田彦サルタビコに名乗らせたのだから、伊勢まで送ってあげて
それから猿田彦サルタビコの名前を継いじゃいなよ」と言ったんだ。
それで猿田彦サルタビコという男の名前をもらった女のウズメは猿女君サルメノキミと名乗るようになったよ。

猿田彦サルタビコは伊勢にいたとき漁をしていて「ヒラブ貝」に手を挟まれて海水に溺れて沈んでしまったんだ。

ちなみに、天宇受売命アメノウズメ猿田彦サルタビコと伊勢に帰ったとき
海に住む魚たちに
「お前たちは天つ神の御子に仕えるか?」と聞くと魚たちは「仕えます」と答えたんだけど
「なまこ」だけ答えなかったんだ。

天宇受売命アメノウズメは「お前の口は話せない口か」と言って小刀でなまこの口を裂いたよ。
だから今でもなまこの口は裂けていると言われてるよ。